175 静圧測定孔 換気口・室内レジスター (排気測定設備図) 静圧測定孔 換気口 (吸気測定設備図) 静圧測定孔 換気口を取り外す ΔP1 ΔP1 ΔP0 ●測定方法 JIS C9603附属書相当の空気室に製品を取り付け、風量と静圧ΔP1(Pa)を求めます。 次に、製品を取り外し、ΔP0(Pa)を求めます。 ●圧力損失係数と相当開口面積 ※当社では換気口はΔPを基に、レジスターはΔP1を基にして、圧力損失係数および相当開口面積を算 出しています。 (ア)圧力損失係数 ζ(ツェータ) ※換気口 :ΔP=ΔP1-ΔP0 ※レジスター :Δ P= Δ P1 ΔP 静圧(Pa) ζ=0.2592× ・・・式① ρ 空気の比重(kg/m3) A ダクト面積(cm2) Q 風量(m3/h) ρ= t 空気の温度(℃) (イ)相当開口面積 αA αA 相当開口面積(cm2) αΑ=静圧9.8Pa時の風量×0.7 ※換気口の吹出し面付近の風速を測定し風量を算出する場合には、相当開口面積は使用できません。 (ウ)それぞれの関係から算出する方法 ■圧力損失曲線から圧力損失係数を算出する方法(簡易な方法) 圧力損失曲線の任意の点から風量と静圧を読む 静圧20Pa、風量300m3/h、150 φ(ダクト面積 176.7cm2)、比重 1.2 とした場合 式①に代入して ζ= 0.2592 × 20/1.2 ×(176.7/300)2 ≒1.5 ■圧力損失係数から相当開口面積を算出する方法(簡易な方法) αΑ=1.1157×A× ・・・式② ■相当開口面積から圧力損失係数を算出する方法(簡易な方法) αΑ=1.964×Q× ・・・式③ ※本カタログには測定値を掲載しており、本方法によって算出した値と若干ずれることがあります。 ●自然給気口とレジスターを直列接続した給気経路の相当開口面積 自然給気口は屋外側給気口と室内側レジスターを一つの給気経路に直列に設置しますが、直列接続する際 の給気経路の相当開口面積と、各部品ごとの相当開口面積には次のような関係があります。 よって、給気経路の相当開口面積は、 給気経路の相当開口面積 = ・・・式④ ●単純開口面積(cm2) 製品開口部の幾何的開口面積(開口部の断面積)を単純開口面積とします 換気口の吹出し面付近で測定した風速から、排気風量を計算する際に用います。 ●直管相当長の求め方 直管相当長Lは L=d/λ・ζ で、求められる。 ここでd:ダクト径(m) λ:管摩擦係数 ζ:圧力損失係数 計算例 BON2L-150S の直管相当長を求めてみる 排気ζ1=2.8(カタログ圧力損失係数表より) 管摩擦係数λ:0.02として計算 例)直管相当長(排気):L1 L1=d/λ・ζ1 =0.15(m)/0.02×2.8=7.5×2.8=21.0(m) L1=21.0(m) 圧力損失係数と各種開口面積 Pressure Chart 1 ζ×ρ ρ ΔP ΔP ρ A Q ( ) 2 353 273+t ( ) 1 給気経路の相当開口面積 2 ( ) 1 給気口の相当開口面積 2 ( ) 1 レジスターの相当開口面積 2 = + ( ) 1 給気口の相当開口面積 2 ( ) 1 レジスターの相当開口面積 2 + 1
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