2023 Ventilation Caps & Parts Catalog

147 呼吸における「呼気」と「吸気」が交互に行われるのに比べ、住宅の換気における「給気」と「排気」は同時に 行われます。逆方向に等量の空気の流れが同時にかつ連続して起こるため、給気と排気にはバランス状態が発 生し、その調整が必要になります。 現在広く普及している第三種換気方式においては、機械設備による強制的な排気で生じる気圧差を給気の駆動力 として利用します。 ① 換気扇で排気をする ② 室内の気圧が下がり (室内負圧)、排気量が減る ③ 給気によって室内負圧が緩和され、 排気量が戻る(バランス状態) (住戸の大きさにもよりますが、局所換気の開始からバランス状態になるまでほんの数秒です) 設計情報シート 数値化すべき情報を伺います。 試算シート 設計情報をもとに、バランス状態を試算・ 数値化します。 試算排気量、室内の負圧、各給気口からの 給気量、玄関ドアの荷重… バランス状態を形成する要素 排気量=換気扇の能力 + 配管状態 + 排気口の抵抗 給気量=給気口の面積 + その他の隙間面積 給排気部品の最適化 試算情報をもとに、各部品の再選定・再試算を 繰り返し、最適なバランス状態を目指します。 環境試算について そのため、排気における換気扇の能力の他に、配管の状態や排気口の抵抗、給気口の開口面積なども給排気の バランスを決める重要な要素です。 シルファーでは、これらの要素やバランス状態を数値化し、その影響評価と、給気口・排気口の適切な選定を 支援しております。

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